PayPay(ペイペイ)モールの出店条件は?個人商店でも出店できる?
PayPay(ペイペイ)が新しくPayPay(ペイペイ)モールというサービスを発表しました。
Amazonや楽天のようなECモールのビジネスモデルですが、PayPay(ペイペイ)モールへの出店条件はどのようなものなのでしょうか?
現在、ヤフーショッピングに出店している事業者も出店できるのか?などについて詳しく紹介します。
PayPay(ペイペイ)モールの出店条件は?
先に言うと、PayPay(ペイペイ)モールの出店条件はかなり厳しいです。
個人商店や中小企業規模の会社でも出店はかなり厳しいと言えます。
PayPay(ペイペイ)モールが公表している出店条件には以下のようなものがあります。
- 過去にベストアワード受賞歴があること
- ヤフーショッピング経由での年間流通額が1.2億円以上あること
- 上場企業または、上場グループに属する企業
- 企業年商が100億円以上であること
1と2の条件はクリアできそうですが、上場企業や年商100億円はキツイですね・・・
なお、家電関連を取り扱う出品者は年商500億円とさらに厳しく設定されています。
PayPay(ペイペイ)モールの出店否認条件
上記の出店条件を満たしていても場合によっては却下される可能性もあります。PayPay(ペイペイ)モール、ハードル高い・・・
- ヤフーが指定するカテゴリに並行輸入品を20%以上出品している
- 並行輸入品を該当カテゴリに出品している
- 中古品を20%以上出品している
- その他、ヤフー側が出品に不適切と判断した場合
正規代理店なら問題なさそうですが、並行輸入品ばかりを取り扱い非正規の業者は認めないというスタンスです。ヤフーショッピングでは転売の延長のような並行輸入品を扱う業者が多いので、その対策でしょうか。
中古品に関しては意外でした。質屋など、かなり大きな規模の業者もいますがそれもダメなんですね。
ヤフーショッピングに出店しているからといって出店できるわけではない
出店条件や否認条件を見ると、かなりハードルが高いので個人商店や中小企業は無理ですね。
ECモールビジネスは手数料ビジネスなので、出店者が多いに越したことはないのでPayPay(ペイペイ)モールの戦略は一見、悪手のように見えます。
しかし、Amazonや楽天、ヤフーショッピングなどを見れば質の悪い出店者(転売屋、並行輸入品を売りさばく非正規代理店)が乱立している状況で問題視されています。
売り上げは減りますが、あえてAmazonや楽天と違う戦略を取っているのは面白いと思います。
すでにZOZOタウンやアスクルなどの超大手EC事業者の参入も決定していますし、量より質で差別化を図るということでしょうか。
まとめ
PayPay(ペイペイ)モールの出店条件を紹介しました。
先で出店条件は緩和される可能性はありますが、当面は選ばれた事業者のみが出店できるモールで運営していくと思います。
PayPay(ペイペイ)モールの出現でAmazonや楽天が出店手数料を下げるかな?と思いましたが、そもそも出店できないので当面はなさそうです。
ユーザーとしては選択肢が多いに越したことはないので、今後のPayPay(ペイペイ)モールの展開が楽しみですね。