メルチャリとは?メルカリが新しくシェアサイクル事業に参入
メルカリが新しく発表したシェアサイクル事業のメルチャリ。
フリマアプリ事業とは全く毛色の違ったサービスだが、飛ぶ鳥を落とす勢いのメルカリが次に手がけるのは世界でも注目されているシェアサイクル事業だ。
メルチャリとは?シェアサイクル事業とは?
メルカリが新しく手がけるシェアサイクル事業とはどういったものなのだろうか?
身近な例で言うと、中国のmobikeが有名だろう。
これは1台の自転車を複数人でシェアするというサービスだ。
mobikeが爆発的にユーザーを増やしたのは乗り捨てが可能な点だ。
ユーザーは自転車を借りたいと思った場合に専用のアプリを立ち上げて、付近の貸し出し可能な自転車を検索する。
アプリ上で予約→決済を済ませ、スマホをかざせば開錠され自転車がそのまま乗れるというものだ。
使った後は、そのまま自転車を乗り捨てるだけでOKで、運営側が自転車を回収して偏りがないようにまた市内に配置していく。
実はこのmobikeは2017年に日本にも進出しており、札幌でサービスが開始されている。
メルチャリもこのようなビジネスモデルで、シェアサイクル事業に参入しようということらしい。
以下にメルカリ公式で発表された、メルチャリのコメントを全文掲載する。
メルカリでは、フリマアプリ「メルカリ」や地域コミュニティアプリ「メルカリ アッテ」の開発・提供を通じて、あらゆるモノ・サービス等の資源の有効活用を促進する事業を展開してきました。この度、リアルの場でのさらなるシェアリングエコノミーの促進を目指し、オンデマンドシェアサイクル事業への参入を検討いたします。 近年、シェアサイクル事業は特に中国において急速に市場を拡大しており、スマートフォンを利用して手軽にレンタルできることから、日常の移動手段として人々の生活に欠かせないものとなっています。また、中国の代表的な事業者である「Mobike」「ofo」の2社も既に日本でのサービス展開を発表する等、日本でもシェアサイクル事業が広がりを見せています。 当シェアサイクル事業「メルチャリ」については、当社のグループ会社である株式会社ソウゾウが運営を担当し、2018年初頭のサービス開始を目指します。展開エリアは主に都市部から開始し、順次拡大していく予定です。またフリマアプリ「メルカリ」とも連携いたします。 今後、「メルチャリ」の提供開始に向けて、既に交渉を開始している複数の地方自治体や企業との連携を進めると共に、新たにシェアサイクル展開を検討している地方自治体や、駐輪スペースの貸出を検討中のパートナー企業を募集いたします。
日本初のユニコーン企業か?と言われているメルカリだが、ぜひシェアサイクル事業でも大きく躍進してほしいと思う。
メルチャリのサービス開始時期や提供地域は?
公式でアナウンスされたメルチャリだが、2018年初旬からサービスを提供するようだ。
現時点での決定事項なので、これは遅れる可能性もある。
提供地域に関しても「都市部」と言及があるだけで、まだ具体的なエリアは決まっていないようだ。
東京かもしれないし、それこそ札幌かもしれない。
いずれにしろ、メルカリという圧倒的なユーザーを誇るプラットフォームを保有しメルカリアッテという地域密着型のアプリも開発しているので、国内のシェアサイクル事業では後発かもしれないが十分巻き返せるポテンシャルはあるだろう。